2015年8月7日金曜日

アラビア語 ②




沖縄方言とアラビア語の共通点は?




沖縄民謡の「てぃんさぐぬ花」があります。「てんさぐの
花」とも書きますね。


「てんさぐの花」と比べてみると、「てぃんさぐぬ花」では、


・「て」が「てぃ」に
・「の」が「ぬ」に


なっています。


沖縄方言では、短い母音は「あ」「い」「う」の3つなのだそうです。
つまり、五十音のうち、「え」段の音と、「お」段の音がないのですね。


だから、


・「え」段の音の「て」が「てぃ」に
・「お」段の音の「の」が「ぬ」に


なるのですね。


同じように、沖縄方言では、


・雨(あ)は「あ
・舟(ふ)は「ふ
・雲(くも)は「く


となるそうですよ。


実はこれ、アラビア語と同じなんです。


アラビア語でも、母音は「あ」「い」「う」の3つです。

つまり「え」段の音と、「お」段の音がないのです。


外来語の場合、

」段の音は」段の音になり、
の段の音は」段の音になります。


同じように、


・東京は「トーキー」
・大阪は「ーサーカー」
・京都は、「キートー」


となりますよ。


ここで、前回のアラビア語の単語例をもう一回。


・バナナ    (バナーン)
・シャーベット (シャルバ)
・キャンディ  (カンドゥ)
・コーヒー   (カフワ)
・シュガー   (スッカル)
・シロップ   (シャラーブ)


かっこの中のアラビア語に注目してください。えの段も、おの段の音も、
ないですよね。


つまり、アラビア語の母音は「あ」「い」「う」の3つしかないのですね。



次回に続く





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