近所の子供

ケニアから、アッサラーム アレイクム。

昨夜、旦那くんがから聞いたお話。

うちのコンパウンドの中には、まー、たくさんの子供たちが住んでいる。

そのうち、何人かの子供たちとはお近づきになってる様子の旦那くん。

(写真は、特に関係ないですけど。。。)

いつも、お仕事に出かけるときに、ゴミ出しをしてもらっているのですが、

そのうちゴミ出しをしてるときに、1人の子供が、旦那くんに近づいてきて、

手に持っていた、マチ針を見せながら、

"マチ針を食べてあげるー、見てて。"

と言って、マチ針を自分の口の中に入れて。。。。

旦那くんは、その子供が謝って針を飲み込まないように、優しく促して、口から出させたらしい。

そして、口から出したマチ針を、今度は、ズボンのポッケに入れるのを見て、

それも、もし、その子の脚に刺さっても危ないし、また口にするかもしれないから、

さらに、上手く誘導して、お願いだから、そのマチ針を僕に頂戴、と言って取り上げた、

って言う話。

ここから、子供を心理的に分解して、夫婦の会話が進む。笑

この子の家の事情を聞くと、お父さんはカナダで仕事をしてて、母親と一緒にケニアに戻ってきて生活してる様子で。

(コンパウンド内のムスリムコミュニティは狭いから、家庭事情も見えてくるんだね)

しかも、その子のお母さんは、あんまり子供の世話もせず、お手伝いさん任せ。

子供の話はそっちのけで、訪問者が来てはおしゃべりにふけってる様子。

なぜ、そんな細かいことまでわかるのか、と言うと。

うちの下の階のムスリムファミリーと旦那くんが仲良しで、旦那くん、わざわざ、その家族に電話して、事情を話して、奥様同士のコミュニケーションから、子供への関心度が見えてくるみたい。

旦那くんは、彼なりに、その、マチ針を飲もうとした子供の事が心配らしく。

心理的に考えると、この子供は、もっと自分に関心を持ってもらいたいけど、近くに、そういう大人が居ない。

お父さんはカナダだし。

お父さんと息子の時間が無いぶん、他の大人の男性に甘えたい。

子供ながらにも、大人から認められたい気持ちとか芽生えるだろうし。

そんな、子供の成長の途中に、マチ針を飲んで見せて、自分のことを見て、構って欲しい、という心理が伺えてくる、と言う話をしてました。

何か、過ち、アクシデントが起こる前に、気付きがあったなら、それを伝えて、大人が守ってあげる、って事が大事だな、と考えさせられました。

子供の誘拐、レイプ、事件に巻き込まれる事が、しょっちゅうあるので、子供と話をしてコミュニケーションを図り、目を離さないようにしてないと怖いなぁー、と。

イスラーム的には、あまり、個人的な家庭内の事でとやかく言う必要もなく、口外すべきでは無いんですけどね。

最後まで読んでくれてありがと～～～♪

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