2011年7月21日木曜日

ソマリア南部2地域に飢饉宣言、国連が緊急支援を訴え




[ナイロビ 20日 ロイター] 国連は20日、干ばつが続くソマリア南部の2地域で、過去20年間で最悪の飢饉(ききん)が発生したと宣言し、国際社会に緊急支援を求めた。


国連によると、飢饉と宣言されたのは南部バクールとシェベリ川下流地域。さらに数万人が死亡する恐れがあり、その大半は子どもだという。子どもの半数が栄養失調となっている。

ケニアの首都ナイロビで行われた記者会見で、ボーデン国連ソマリア人道調整官は「今行動を起こさなければ、収穫不足と感染症の発生などで、2カ月以内にソマリア南部の全8地域に飢饉は拡大するだろう」と述べた。

国連は、食糧支援のほか資金援助も検討しているとし、2カ月以内に3億ドル(約236億円)の支援が必要だと訴えている。

深刻な干ばつの影響で、ソマリアからは今年1月以来、約13万5000人が他国に避難。エチオピアに1日当たり平均1700人、ケニアには1300人が逃れている。












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