2012年2月11日土曜日

読みたい本たち

ハルム・アラビアの夢―住んでみた砂漠の国、覗いてみた素顔の暮し

著 郡司 みさを
大和出版

サウジアラビアで生活をしていた著者が、アラブ人の日常生活やベールで包まれた女性達の様子、服装などを判りやすいイラストと共に伝えている。


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アラビア遊牧民

著 本多 勝一
講談社文庫

 1965年の5月から7月にかけて、カメラマンと供にアラビア半島ネジド地方に住むベドウィンと生活した著者。ただ通り過ぎるだけの旅だったら、親切で慎み深いベドウィンたち、という好印象で終わったかもしれないが、一緒に住んでみるとその正体が明らかになってくる。


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アラビア・ノート
著 片倉 もとこ
ちくま学芸文庫

 女性の夜のつどいに集まった人達にバラ水をふりかけて挨拶をし、夫が準備したアラビアコーヒーを息子がきれいな弧を描いて注ぐ。お香を焚いて、紅茶を飲み、お菓子を食べ、水たばこを吸い、詩をうたい、踊る。厳しい自然の中で大変な面もあるけれど、日本には無い優雅でゆったりとした生活を、心底羨ましいと思った。一箇所にじっとしていると、場所も人も汚れてしまうと考える人たち、ベドウィンと共に暮らした著者のフィールド・ノートが中心となっている。


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アラビア語のかたち
著 師岡カリーマ・エルサムニー
白水社

アラビア文字の50音表が載っていて、エジプトの色々な看板を題材にクイズ形式で文字を読むようになっているので、楽しく文字を読む練習ができる。付属のCDにはアザーンやアラビア語のニュースなどが入っている。



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イスラムの誘惑―コンプリート・ガイドブック
監修 菊間 潤吾
新潮社

 イスラム国の生活紹介や、エリアルポ、旅情報等がカラー写真と共に紹介されている。

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バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜

全13冊



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砂漠の女
著 ISABELLE EBERHARDT
晶文社

 ロシア人を両親にもつエベラ-ルが男装して1人でサハラ砂漠を旅し、遊牧民とテント生活を共にし、現地の兵士と恋に陥る。22歳でチュニジアに滞在し、27歳でワーディー(涸れ川)の突然の氾濫で一瞬のうちに家で水に呑まれ死亡。

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砂漠の囚われ人マリカ
著 マリカ・ウフキル&ミシェル・フィトゥーシ
早川書房

 5歳の時に国王ムハンマド5世の養女になり、11年間を宮殿の後宮で過ごしたマリカ。モロッコ第二の実力者だったマリカの父が、国王ハッサン2世の暗殺を企て、それに失敗、暗殺された。ハッサン2世により18歳のマリカと家族は投獄される。素手でトンネルを掘り続けたマリカ達は、およそ15年後に脱出に成功し、フランスのメディアに訴えた。

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砂の子ども
著 TAHAR BEN=JELLOUN
紀伊国屋書店

 フランス植民地時代のモロッコのメディナを舞台に、女性でありながら男性として育てられた主人公が苦悩の果てに、全てを捨てて放浪の旅に出る、という話。私には難しすぎて内容を理解できなかったけれど、モロッコ人として初めてゴンクール賞を受賞した人。
“あやまちの夜”という本も出している。









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